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映画『さがす』ネタバレ感想!本当に面白いの?

サスペンス

映画『さがす』娘がさがし求め果てた先に、見つける衝撃の真実とは?

作品情報✨

制作国:日本
日本公開:2022年1月21日
上映時間:123分
ジャンル:サスペンス/ヒューマンドラマ
監督:片山慎三(代表作:岬の兄妹)
キャスト:佐藤次郎、伊藤葵、清水尋也
PG12作品
前半は、ネタバレなしで、後半からはネタバレありで感想を書いています。
〇「岬の兄妹」の鬼才・片山慎三監督が佐藤二朗を主演に迎え、300万円の懸賞金欲しさに指名手配犯を捕まえようとして姿を消した父親と、不安を抱えながらも彼の行方を追う娘の姿を描くヒューマンサスペンス。
〇商業性と作家性を兼ね備え、国際展開までを見据えた作品として、アジア最大規模を誇る第26回釜山国際映画祭ニューカレンツ部門に正式出品。世界初上映となるワールドプレミアでは韓国の観客から大絶賛を浴びた。

あらすじ📒

大阪の下町に暮らす原田智と中学生の娘・楓。「指名手配中の連続殺人犯見たんや。捕まえたら300万もらえるで」と言う智の言葉を、楓はいつもの冗談だと聞き流していた。しかし、その翌朝、智が忽然と姿を消す。警察からも「大人の失踪は結末が決まっている」と相手にされない中、必死に父親の行方を捜す楓。やがて、とある日雇い現場の作業員に父の名前を見つけた楓だったが、その人物は父とは違う、まったく知らない若い男だった。失意に沈む中、無造作に貼りだされていた連続殺人犯の指名手配チラシが目に入った楓。そこには、日雇い現場で出会った、あの若い男の顔があった。(映画.comより引用)

映画『さがす』予告動画🎬

ネタバレなし感想🤔

あらすじから予想するイメージを覆す衝撃展開!

300万円の懸賞金欲しさに指名手配犯を捕まえようとして姿を消した父親と、不安を抱えながらも彼の行方を追う娘の姿を描く…的なあらすじを読んでどんなストーリーを予想しましたか?

僕は、指名手配犯を捕まえようとして殺されてしまったかもしれない父親を連想してしまいました。

その父親を想いあらゆる手段を行使して、探し出す娘…

そんな印象をあらすじから抱きましたが、予想を上回る展開を見せます。

この作品の魅力なんですが、好みが別れてしまいそうな印象も同時に抱きました。

その理由は、あらすじ→冒頭シーン→中盤以降と作品の展開やテイストが異なってくるからです。

冒頭は父娘の境遇などに重きを置いて描いており、社会派な雰囲気を感じさせますが、中盤以降は、盛り上がりを見せ始め、真実の行方を追うようなミステリアスな方向へ舵を取っていくわけです。社会派な印象は薄れ、段々と見えてくるエンタメの顔…。

時系列を変えながら表現するエンタメ性は面白く、真実の行方に興味が高まります。

一方で、作品展開やテイストがあらすじ→冒頭シーン→中盤以降で変わる部分では、「僕は今、何を見せられているんだろう?」という気持ちにもなります。

期待していた印象と違うと思っていしまうか、それ以上の展開に好印象を抱くかで作品の評価も違っていきそう印象がありましたね。

実際に一緒に妻と鑑賞したんですが、賛の意見の僕と、否の意見の妻とに別れるという現象もありましたし。

それでも、観終わった後に、考察しあう作品としては、共通して楽しさを感じれたんですが…。

✔映画『さがす』観る前に気になるCHECK POINT👍

◎予想を覆す衝撃のストーリー!
◎多彩なキャストによる繊細で、リアリティあふれる演技!
✖作中で行われる殺人が実際に起きた殺人事件をモチーフにしているだろう印象があり、観る人によっては気分を害する可能性がある。
◎1人で鑑賞4.0:1人鑑賞がベスト!
◎恋人と鑑賞2.5:キュンキュン度0です!
◎家族と鑑賞3.5:考察で盛り上がるかも!
◎子供と鑑賞1.0:PG12作品ですので!

ネタバレあり感想🤫

実際に起きた殺人事件がモチーフ?

300万円の懸賞金欲しさに指名手配犯を捕まえようとして姿を消した父親と、不安を抱えながらも彼の行方を追う娘の姿を描く…的なあらすじからも分かるように主な登場人物は、指名手配の殺人鬼、姿を消した父親、さがす娘の3人になります。

ここからは、実際の事件をリンクを貼って少し紹介しますが、閲覧は自己責任で宜しくお願いします。

作中でも、指名手配の殺人鬼は、SNSで複数のアカウントを使い、「一緒に死のう」と自殺希望者を募り殺害を繰り返していました。殺害後、遺体をバラバラにしクーラーボックスに隠す描写がある。実際の事件(Wikipedia)

犯人はSNS等で自殺志願者と接触し、自宅アパートに連れ込んだのち女性には性的暴行を加えたうえで、全員の首をロープで絞めて殺害。

他にも、指名手配犯を探しに行った父親の真実が語られる場面では、妻がALS(筋萎縮性側索硬化症)を患い、介護生活を送っている過去が明らかになります。車椅子状態で動けない状態にある妻は、家族に迷惑を掛けたくない想いからSNSで安楽死を望んでいる様子があります。※ALS(筋萎縮性側索硬化症)は、進行性の疾患であり、最終的には手足が動かせず、呼吸も難しくなる難病。

実際の事件(Wikipedia)  

2019年に京都市で、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の患者に依頼され、現役医師と元医師が薬物を投与し殺害した事件。

こういう実際に起こった殺人事件からインスピレーションを受けてストーリーに活かされている部分は、リアリティがある反面、観る人によっては嫌悪感を感じる可能性もあるので、挑戦的な作品でもあるなと感じましたねー。

描写や作品のテイストからは、好みが別れるかもしれないですが、社会派な一面からエンタメ性が入り、予想のつかない展開へ着地するこの作品、なかなか見ごたえがあったように感じます。

佐藤次郎さん主演のお陰で、緊張と緩和効果もあり、見やすかったですし。

まだ、観たことの無い方、サスペンス、ヒューマンドラマ好きにはお勧めしやすい作品になっていると思いますよー!

以上、映画『さがす』の感想でしたー👍

気になる作品の点数は?😣

10点中/ 点です!

最後に😀

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