【必見】Netflixオリジナルとは?年間200本見る僕が選ぶ、日本と海外の傑作ドラマ・映画・アニメ32選!
みんな、ヤッホー!
年間200本以上の作品を分析してる、海外ドラマ考察ブロガーのYOSHIKIだよ!

最近、Netflixを開くと必ず目にする「N」の赤いロゴ。「Netflixオリジナル」って、もはやクオリティの保証マークみたいになってるけど、「普通の作品と一体何が違うの?」って思ったこと、ないかな?
実は、一口に「オリジナル」と言っても、その裏にはNetflixの世界戦略が隠されていて、いくつかの種類があるんだよ。
この記事では、そんな「Netflixオリジナル」の謎をサクッと解説しつつ、年間200本以上見る僕が「これは絶対に観るべき!」と断言できる、日本の作品も、海外の作品もごちゃ混ぜにした、最高のオリジナル作品を厳選して紹介していくよ!
ドラマ、映画、アニメ…
君の「観たい」が、この中にきっとあるはず。
さあ、Netflixのさらに深い世界へ旅に出よう!



そもそも「Netflixオリジナル」って何?3つの種類をサクッと解説

「オリジナル」って聞くと、全部Netflixがゼロから作ってるって思いがちだけど、実は大きく分けて3つのタイプがあるんだよね。
これを知っておくと、作品選びがもっと面白くなるよ。
① Netflix製作作品(完全オリジナル)
一番ピュアな「オリジナル」。
Netflixが企画段階から関わって、制作会社に「こういうの作ってください!」って直接オーダーする作品のこと。
『ストレンジャー・シングス』や『全裸監督』みたいに、地上波じゃ絶対無理な挑戦的なテーマや、莫大な予算をかけた作品がこれにあたるね。
② 全世界独占配信作品(グローバル・キュレーター型)
他の映画会社やスタジオが作った完成品を、Netflixが「これ、面白いから世界中の配信権、全部ウチにください!」って買い取るパターン。
映画祭で絶賛されたアート系の映画とかが、このおかげで僕らの元に届くんだよね。
Netflixの目利き力が光るわけ。
③ 独占配信ライセンス作品(リージョナル・スペシャリスト型)
ちょっと複雑なんだけど、「特定の国や地域だけで独占配信しますよ」っていうライセンス契約を結んだ作品。
だから、日本ではNetflixオリジナルとして配信されてるけど、アメリカでは別の配信サービスで観れたりする。
アニメの『シドニアの騎士』なんかがこの例だね。
【日本 vs 海外】Netflixオリジナル おすすめ傑作32選!
🔴【ドラマ編】日本と海外、どっちが面白い?必見12選
①今際の国のアリス
タイトル | 今際の国のアリス |
製作国 | 日本 |
配信年 | 2020-2022 |
シーズン | 全2シーズン |
【あらすじ】
人生に目的を見出せないゲーマーのアリスが、親友と共に謎の異次元「今際の国」へ。
そこは、生き残りをかけて命懸けの「げぇむ」に参加し続けなければならない過酷な世界だった。
【YOSHIKI’s Point】
日本のデスゲーム実写化の常識を、良い意味でぶち壊してくれた作品。
何がすごいって、無人の渋谷スクランブル交差点を完全再現した、あの圧倒的なスケール感!
従来の日本のドラマじゃ考えられない予算と技術を投入できるのが、Netflixオリジナルの強みなんだよね。
映像はハリウッド級だけど、友情や自己犠牲みたいな、胸が熱くなるエモーショナルな核はすごく日本的。
海外の『イカゲーム』とはまた違う、個人の内面と「生きる意味」に迫る物語がここにある。
②全裸監督
タイトル | 全裸監督 |
製作国 | 日本 |
配信年 | 2019-2021 |
シーズン | 全2シーズン |
【あらすじ】
1980年代のバブル景気に沸く日本。
うだつの上がらないセールスマンだった村西とおるが、AV業界の風雲児となり、「AVの帝王」へと駆け上がっていく破天荒な半生を描く。
【YOSHIKI’s Point】
日本の映像業界に衝撃を与えた、Netflix Japanの記念碑的作品。
地上波じゃ絶対に放送不可能なテーマに、一切の忖度なく切り込んだ、その覚悟がすごい。
山田孝之さんはじめ、役者陣の怪演も半端ない。
でも、ただ過激なだけじゃないんだよね。
昭和っていう時代の熱気、猥雑さ、そして独特のエネルギーを見事に映像化していて、日本のクリエイターにしか作れない空気感に満ちてる。
海外ドラマにはない、日本の「失われた時代」の熱を体験できる貴重な作品だよ。
③サンクチュアリ -聖域-
タイトル | サンクチュアリ -聖域- |
製作国 | 日本 |
配信年 | 2023 |
シーズン | 全1シーズン |
【あらすじ】
借金と家庭崩壊の崖っぷちに立たされた不良青年が、金のためだけに大相撲の世界へ。
神聖な土俵(サンクチュアリ)を舞台に、型破りな振る舞いで角界の常識をブチ壊していく、熱きアンダードッグストーリー。
【YOSHIKI’s Point】
いやー、これは熱い!
相撲っていう日本の伝統文化の裏側を、ここまでリアルに、そしてエンタメとして面白く描いた作品があっただろうか。
稽古シーンの迫力や、力士たちの肉体作りにかける熱量が画面から伝わってきて、こっちまで力が入っちゃう。
海外ドラマの洗練された脚本とは違う、もっと泥臭くて、汗臭くて、魂がぶつかり合うような物語。
これぞ日本のオリジナルの強み!って感じがするね。
④First Love 初恋
タイトル | First Love 初恋 |
製作国 | 日本 |
配信年 | 2022 |
シーズン | 全1シーズン |
【あらすじ】
宇多田ヒカルの名曲にインスパイアされ、90年代から現代までの20年以上にわたる、忘れられない“初恋”の記憶を辿る壮大なラブストーリー。
【YOSHIKI’s Point】
満島ひかりさんと佐藤健さん、そして宇多田ヒカル。
もう、この組み合わせだけで観る価値があるよね。
海外のラブストーリーが情熱的な会話で魅せるのに対し、この作品は映像や音楽、色彩で感情を語る、すごく詩的な作品なんだよね。
セリフに頼らなくても登場人物の心の機微が伝わってくる、この「余白の美」みたいな感覚は、日本のクリエイターならでは。
静かに心に沁みる感動を味わいたい夜に、ぜひ。
⑤忍びの家 House of Ninjas
タイトル | 忍びの家 House of Ninjas |
製作国 | 日本 |
配信年 | 2024 |
シーズン | 全1シーズン |
【あらすじ】
伝説の忍者・服部半蔵の末裔である俵家は、現代に生きる最後の忍びの一族。
忍びを捨て普通の家族として暮らしていたが、国家を揺るがす危機を前に、再び影の世界へと引き戻されていく。
【YOSHIKI’s Point】
これは、日本と海外のオリジナルの“良いとこ取り”をしたような作品!
「NINJA」という日本の伝統的な題材を扱いながら、アクションの撮り方はハリウッド的でスピーディー。
でも、描かれているのは日本の「家」の物語なんだよね。
このハイブリッド感が、今のNetflix Japanの面白さ。
賀来賢人さんが原案から関わってるだけあって、熱量がすごい!
⑥ストレンジャー・シングス 未知の世界
タイトル | ストレンジャー・シングス 未知の世界 (Stranger Things) |
製作国 | アメリカ |
配信年 | 2016- |
シーズン | シーズン4まで配信中 |
【あらすじ】
80年代の小さな町で、少年ウィルが謎の失踪を遂げる。
親友を探す子供たちは、不思議な力を持つ少女イレブンと出会い、政府の陰謀と異次元「裏側の世界」の恐怖に立ち向かう。
【YOSHIKI’s Point】
ハリウッド映画の面白さを、ギュッと凝縮したような作品。壮大なVFX、スピーディーな展開、そして世界中の誰もが共感できる少年少女の成長物語。
日本のオリジナルが持つ繊細さや情緒とは違う、エンターテイメントに振り切った物量とスケール感が海外オリジナルの強み。
これはもう、超大作映画を8時間ぶっ通しで観るような、最高の体験だよね。
⑦ブリジャートン家
タイトル | ブリジャートン家 (Bridgerton) |
製作国 | アメリカ |
配信年 | 2020- |
シーズン | シーズン3まで配信中 |
【あらすじ】
19世紀初頭、ロンドンの華麗なる社交界を舞台に、名門ブリジャートン家の8人兄弟姉妹が愛と幸福を探し求める。
謎のゴシップ紙「レディ・ホイッスルダウン」にスキャンダルを暴かれながら…。
【YOSHIKI’s Point】
19世紀ロンドン版の『ゴシップガール』!この作品のすごいところは、歴史をあくまで舞台装置として、人種やジェンダーといった現代的なテーマを大胆に盛り込んでいる点。
黒人の公爵が登場したり、現代のポップスがクラシックアレンジで流れたり。
伝統的なものを大胆にリミックスして新しいエンタメを作る、その自由な発想が海外オリジナルの面白さだね。
⑧ウェンズデー
タイトル | ウェンズデー (Wednesday) |
製作国 | アメリカ |
配信年 | 2022 |
シーズン | 全1シーズン |
【あらすじ】
アダムス・ファミリーの長女ウェンズデーが、異能を持つ「はみ出し者」たちが集うネヴァーモア学園に転入。
学園で起こる連続殺人事件の謎に、彼女ならではのダークなやり方で迫っていく。
【YOSHIKI’s Point】
ティム・バートン監督の世界観が全開!
ゴシックで奇妙、だけどどこか美しい。
彼の長編映画を8時間観ているような、ものすごく贅沢な作品なんだ。主演のジェナ・オルテガが、まばたきをしない演技や、自ら考案したダンスで、ウェンズデーというキャラクターを完璧に自分のものにしてる。
強力なクリエイターの個性を最大限に活かす、これぞ海外オリジナルの真骨頂。
⑨クイーンズ・ギャンビット
タイトル | クイーンズ・ギャンビット (The Queen’s Gambit) |
製作国 | アメリカ |
配信年 | 2020 |
シーズン | 全1シーズン(完結済み) |
【あらすじ】
孤児院で育った少女ベス・ハーモンが、チェスの驚異的な才能を開花させる。
男性優位のチェス界を駆け上がりながら、依存症やトラウマという内なる敵とも戦い続ける、天才の栄光と孤独の物語。
【YOSHIKI’s Point】
「チェス」っていう、一見地味なテーマを、ここまでスタイリッシュでスリリングなエンタメに昇華させたのがすごい。
主演のアニャ・テイラー=ジョイの存在感が圧巻で、セリフがなくても、その大きな瞳だけでベスの知性や孤独を物語るんだよね。
日本のドラマが人間関係の機微を中心に描くことが多いのに対し、これは一人の天才の「個」の戦いに徹底的にフォーカスしていて、その没入感が半端ない。
⑩ペーパー・ハウス
タイトル | ペーパー・ハウス (La casa de papel) |
製作国 | スペイン |
配信年 | 2017-2021 |
シーズン | 全5パート |
【あらすじ】
「教授」率いる8人の犯罪チームが、スペイン王立造幣局に立てこもり、史上最大の強盗計画を実行する。
警察との息詰まる頭脳戦と、チーム内の人間関係が、計画を予測不能な方向へ導いていく。
【YOSHIKI’s Point】
スペイン発、世界を熱狂させたノンストップ強盗エンターテイメント!
元々はスペインの地上波ドラマだったんだけど、Netflixが配信して世界的な大ヒットになったんだよね。
英語圏の作品だけが海外オリジナルじゃない、その多様性を示した革命的な作品。
犯罪者たちが反資本主義の「レジスタンス」の象徴になっていく、その熱いテーマ性も最高。
⑪ザ・クラウン
タイトル | ザ・クラウン (The Crown) |
製作国 | イギリス, アメリカ |
配信年 | 2016-2023 |
シーズン | 全6シーズン |
【あらすじ】
若くして英国女王に即位したエリザベス2世の治世を、史実に基づいて描く壮大な歴史ドラマ。
一人の女性、妻、母、そして君主として生きる彼女の知られざる葛藤に迫る。
【YOSHIKI’s Point】
テレビドラマの歴史における金字塔の一つ。
一つのテーマを何年もかけて、深く、壮大に描くことができる海外ドラマの底力を見せつけられるよ。
2シーズンごとにキャストを総入れ替えするっていう前代未聞の手法もすごい。
映画を何十本も作るような物量と、細部へのこだわり。これが海外オリジナルのスケール感なんだよね。
⑫イカゲーム
タイトル | イカゲーム (오징어 게임) |
製作国 | 韓国 |
配信年 | 2021 |
シーズン | 全1シーズン(シーズン2制作中) |
【あらすじ】
多額の借金を抱えた人々が、謎のサバイバルゲームに招待される。
子供の遊びをベースにした6つのゲーム、敗者には死。賞金456億ウォンをめぐる、非情なデスゲームが始まる。
【YOSHIKI’s Point】
エンターテイメントの歴史を変えた、と言っても過言じゃない2020年代を代表する一作。
日本の『今際の国のアリス』が個人のサバイバルを描くのに対し、『イカゲーム』は韓国の格差社会という、社会全体の縮図を鋭く批判してるんだよね。
カラフルでポップなビジュアルと、そこで行われる残酷な殺戮のコントラストが強烈。
エンタメを通して社会を斬る、その切れ味が韓国オリジナルの凄みだね。
🔴【映画編】邦画も洋画も豊作!必見10選
①浅草キッド
タイトル | 浅草キッド |
製作国 | 日本 |
配信年 | 2021 |
上映時間 | 2時間 |
【あらすじ】
1970年代の浅草。大学を中退した北野武が、伝説の芸人・深見千三郎に弟子入りし、芸の神髄を学んでいく。
時代の寵児となる弟子と、舞台にこだわり続ける師匠。二人の師弟愛を描く青春物語。
【YOSHIKI’s Point】
柳楽優弥さんと大泉洋さんの演技が、もう圧巻。劇団ひとり監督の原作への愛が隅々まで感じられて、笑って、泣けて、見終わった後に本当に温かい気持ちになれる。
日本の“芸道”という特殊な文化を描いた、極めて日本的な物語。
でも、師弟の絆みたいな感情は世界共通で感動できる。
海外のオリジナルが壮大なスケールなら、日本のオリジナルはこういう繊細な心の機微を描くのが本当にうまい。
②桜のような僕の恋人
タイトル | 桜のような僕の恋人 |
製作国 | 日本 |
配信年 | 2022 |
上映時間 | 2時間9分 |
【あらすじ】
美容師の美咲に恋をしたカメラマン見習いの晴人。
幸せな時間は長くは続かず、美咲は人の何十倍もの速さで老化する難病を発症してしまう。
桜のように儚く、美しい時間を駆け抜ける二人の切ないラブストーリー。
【YOSHIKI’s Point】
海外の恋愛映画が情熱的なセリフで愛を表現するのに対し、この作品は、言えない想いや過ぎ去っていく時間といった「切なさ」を美しく描くんだよね。
この儚さの美学は、日本の文化や感性に深く根ざしていると思う。
日本の四季の移ろいを映像美として巧みに物語に組み込んでいて、その映像を見ているだけでも価値がある。
激しい感動より、静かに涙したい夜に観てほしいな。
③ボクたちはみんな大人になれなかった
タイトル | ボクたちはみんな大人になれなかった |
製作国 | 日本 |
配信年 | 2021 |
上映時間 | 2時間4分 |
【あらすじ】
90年代から2020年にかけての東京。
昔の恋人からSNSで友達リクエストを受け取った46歳の佐藤が、彼女と過ごした忘れられない日々など、過去の思い出を巡る旅に出る。
【YOSHIKI’s Point】
90年代の渋谷系カルチャーを体験した世代には、もう胸が締め付けられるシーンの連続。
この映画は、日本の特定の時代を知らないと100%は楽しめないかもしれない。
でも、それが日本のオリジナルの面白さでもあるんだよね。
海外のオリジナルが誰にでもわかる普遍的な物語を目指すことが多いのに対し、日本のオリジナルは、こういうドメスティックでパーソナルな記憶を深く掘り下げることで、唯一無二の世界観を作り出す。
④ちひろさん
タイトル | ちひろさん |
製作国 | 日本 |
配信年 | 2023 |
上映時間 | 2時間11分 |
【あらすじ】
海辺の町の弁当屋で働く、元風俗嬢のちひろ。
マイペースで自由な彼女の周りには、孤独を抱えた人々が自然と集まってくる。
彼女は、彼らに寄り添い、それぞれの人生をそっと肯定していく。
【YOSHIKI’s Point】
有村架純さんの新たな代表作。
海外のヒーローが世界を救うことが多いのに対し、『ちひろさん』のヒーローは、ただ隣にいてくれるだけ。
大きな問題を解決するわけじゃないけど、孤独な心に寄り添ってくれる。
この「何もしない優しさ」みたいな感覚は、とても日本的。激しい物語に疲れた時に観ると、すごく癒されるよ。
⑤パレード
タイトル | パレード |
製作国 | 日本 |
配信年 | 2024 |
上映時間 | 2時間12分 |
【あらすじ】
この世に未練を残した死者たちが集う不思議な場所。
災害で息子と離れ離れになった美奈子は、そこで出会った人々と共に、会いたいと願う人を探す「パレード」に参加する。
【YOSHIKI’s Point】
長澤まさみさんはじめ、超豪華キャストが集結した、藤井道人監督作品。
海外のオリジナルが「死」をホラーやサスペンスとして扱うことが多いのに対し、この映画は「死」の先にある繋がりや希望を描いているんだよね。
この静かで優しい視点は、日本の作品ならではの感性。
心に深く寄り添ってくれるような物語だよ。
⑥ROMA/ローマ
タイトル | ROMA/ローマ (Roma) |
製作国 | メキシコ, アメリカ |
配信年 | 2018 |
上映時間 | 2時間15分 |
【あらすじ】
1970年代のメキシコシティ。
中流階級の家庭で家政婦として働く若い女性クレオの視点を通して、ある一家の一年間を静かに、そして力強く描き出す、アルフォンソ・キュアロン監督の自伝的物語。
【YOSHIKI’s Point】
21世紀を代表する映画の一本。
モノクロ、全編スペイン語、有名俳優なしっていう、商業的には無謀とも思えるアート映画を、Netflixが全面的にバックアップしてアカデミー賞まで獲らせた。
映画というアートフォームの可能性を押し広げるような、こういう挑戦的な作品を生み出せるスケールは、やっぱり海外オリジナルの強みだね。
⑦アイリッシュマン
タイトル | アイリッシュマン (The Irishman) |
製作国 | アメリカ |
配信年 | 2019 |
上映時間 | 3時間29分 |
【あらすじ】
元マフィアの殺し屋フランク・シーランが、アメリカ裏社会の伝説的ボスたちと過ごした半生と、未解決事件「ジミー・ホッファ失踪事件」の真相を振り返る、マーティン・スコセッシ監督による壮大なギャング叙事詩。
【YOSHIKI’s Point】
スコセッシ、デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシ。
伝説が集結した、監督の遺言のような映画。
3時間半という長さを全く感じさせない。
従来のギャング映画の暴力的なエネルギーとは対照的に、全編に「老い」と「死」の哀愁が漂っているんだよね。
権力の先に待つ虚無を描ききった、深遠な人間ドラマ。
⑧シカゴ7裁判
タイトル | シカゴ7裁判 (The Trial of the Chicago 7) |
製作国 | アメリカ |
配信年 | 2020 |
上映時間 | 2時間10分 |
【あらすじ】
ベトナム戦争への抗議デモの首謀者として起訴された7人の活動家。
偏見に満ちた判事を相手に、彼らはアメリカの司法制度そのものに異議を唱える。
史実に基づく、スリリングな法廷劇。
【YOSHIKI’s Point】
脚本家アーロン・ソーキンならではの、マシンガンのように繰り出される知的なセリフの応酬が最高!
法廷での駆け引きが、まるでアクションシーンのような緊張感なんだよね。
日本のオリジナルが感情や空気感で語ることが多いのに対し、アメリカの作品は、ロジックと弁論で正義を証明しようとする。
このダイナミックな会話劇の面白さは、海外オリジナルの大きな魅力の一つ。
⑨ドント・ルック・アップ
タイトル | ドント・ルック・アップ (Don’t Look Up) |
製作国 | アメリカ |
配信年 | 2021 |
上映時間 | 2時間18分 |
【あらすじ】
巨大彗星が地球に衝突することを発見した二人の天文学者。世界に警告するが、政治家もメディアも、誰も真剣に取り合おうとしない。
地球の危機を前に、人類の愚かさを描くブラックコメディ。
【YOSHIKI’s Point】
ディカプリオ、ジェニファー・ローレンス、メリル・ストリープ…
あり得ないほどの超豪華キャストで、今の社会全体を痛烈に皮肉る、超大規模な風刺コントみたいな映画。
日本のオリジナルが個人の感情に寄り添うことが多いのに対し、海外オリジナルは、こういう風に社会全体を俯瞰して、そのおかしさを笑い飛ばす力がある。
笑いながらも、自分のことのようにヒヤッとさせられるよ。
⑩パワー・オブ・ザ・ドッグ
タイトル | パワー・オブ・ザ・ドッグ (The Power of the Dog) |
製作国 | イギリス, オーストラリア他 |
配信年 | 2021 |
上映時間 | 2時間6分 |
【あらすじ】
1925年のモンタナ。
威圧的な牧場主フィルは、弟の結婚相手である未亡人ローズと、その内気な息子ピーターに執拗な嫌がらせを始める。
雄大な自然を舞台に、抑圧された欲望を静かに描く心理サスペンス。
【YOSHIKI’s Point】
これは、観客に親切に説明してくれない映画。
だから自分で考え、登場人物の心理を読み解く必要がある。
その過程が面白いんだよね。
日本のオリジナルが物語の分かりやすさを重視する傾向があるのに対し、海外オリジナルには、こういう風に観客の知性を試すような、挑戦的なアート作品もある。
映画を「体験」したい人には、たまらないはず。
ベネディクト・カンバーバッチの演技が本当にすごい。
🔴【アニメ編】世界に誇るジャパンアニメから隠れた名作まで!必見8選
①攻殻機動隊 SAC_2045
タイトル | 攻殻機動隊 SAC_2045 |
製作国 | 日本 |
配信年 | 2020-2022 |
シーズン | 全2シーズン |
【あらすじ】
西暦2045年。
全世界的な経済災害とAIの爆発的な進化により、世界は持続可能な戦争へと突入。
全身サイボーグの草薙素子率いる公安9課は、突如現れた驚異的な知能を持つ「ポスト・ヒューマン」の謎に迫る。
【YOSHIKI’s Point】
日本のSFアニメの金字塔「攻殻機動隊」の最新シリーズ。
フル3DCGで描かれるサイバーパンクな世界観とアクションは、Netflixのグローバル配信だからこそ実現できたクオリティ。
「人間の魂とは何か」「意識と社会はどう変わるのか」といった、原作から続く哲学的なテーマは、今この時代だからこそ、より深く突き刺さる。
海外のSFが宇宙や侵略を描くことが多い中、日本のSFは人間の内面を描く。
その違いが面白い。
②BNA ビー・エヌ・エー
タイトル | BNA ビー・エヌ・エー |
製作国 | 日本 |
配信年 | 2020 |
シーズン | 全1シーズン |
【あらすじ】
ある日突然タヌキ獣人になってしまった女子高生・影森みちる。
獣人たちが暮らす特区「アニマシティ」に逃げ込んだ彼女は、人間嫌いのオオカミ獣人・大神士郎と出会い、様々な事件に巻き込まれていく。
【YOSHIKI’s Point】
『プロメア』や『キルラキル』で知られるスタジオTRIGGER制作のオリジナルアニメ。
もうね、TRIGGER作品っていうだけで観る価値がある!
目まぐるしく動くポップなアクションと、鮮やかな色彩感覚は、海外のアニメファンからも絶大な支持を得ているんだよね。
人種差別や多様性といった重いテーマを、ケモノというファンタジーの設定で、エンタメとして描き切る手腕はさすがの一言。
③DEVILMAN crybaby
タイトル | DEVILMAN crybaby |
製作国 | 日本 |
配信年 | 2018 |
シーズン | 全1シーズン |
【あらすじ】
永井豪による伝説的漫画「デビルマン」を、『映像研には手を出すな!』の湯浅政明監督が完全アニメ化。
悪魔の力を手に入れた気弱な少年・不動明が、デーモンとの壮絶な戦いに身を投じていく。
【YOSHIKI’s Point】
日本のオリジナルアニメの「表現の自由度」を世界に知らしめた衝撃作。
原作の持つバイオレンス、エロス、そして虚無的なテーマを、一切の手加減なく、湯浅監督ならではの独創的なビジュアルで描き切っている。
地上波では絶対に放送不可能なこの作品を、世界に配信したNetflixの判断は英断だったと思う。
トラウマになるほどの衝撃だけど、観る者の価値観を揺さぶる力を持った、問答無用の傑作。
④PLUTO
タイトル | PLUTO |
製作国 | 日本 |
配信年 | 2023 |
シーズン | 全1シーズン |
【あらすじ】
手塚治虫の「鉄腕アトム」の一篇を、浦沢直樹がリメイクした傑作漫画をアニメ化。
人間とロボットが共存する世界で、世界最高水準のロボットが次々と破壊される事件が発生。
ロボット刑事ゲジヒトは、事件の謎を追う。
【YOSHIKI’s Point】
手塚治虫×浦沢直樹×Netflix。
これ以上ないほどの、夢の組み合わせ。
「悲しみ」や「憎しみ」といった感情を、ロボットは持ち得るのか。
この重厚なテーマを、本格的なミステリーとして描いている。
海外のAI暴走モノとは一線を画す、ロボットの内面に寄り添う日本的な感性が光る。
これは、未来の物語の顔をした、現代の僕らの物語なんだよね。
⑤アグレッシブ烈子
タイトル | アグレッシブ烈子 |
製作国 | 日本 |
配信年 | 2018-2023 |
シーズン | 全5シーズン |
【あらすじ】
商社の経理部で働くレッサーパンダのOL・烈子。
無神経な上司や自分勝手な同僚に日々ストレスを溜める彼女の唯一の発散法は、一人カラオケでデスメタルを熱唱することだった。
【YOSHIKI’s Point】
サンリオのキャラクターが主人公だけど、内容は超リアルな日本のOLの日常(笑)。
「カワイイ」と「デスボイス」っていう、あり得ない組み合わせが最高に面白い。
この作品が海外でも大人気になったのは、上司への不満とか、同調圧力とか、そういうオフィスあるあるが万国共通だからなんだよね。
日本の「カワイイ文化」と「サラリーマン社会の闇」を同時に世界に発信した、ユニークすぎる作品。
⑥天空侵犯
タイトル | 天空侵犯 |
製作国 | 日本 |
配信年 | 2021 |
シーズン | 全1シーズン |
【あらすじ】
女子高生の本城遊理が、気づくと高層ビルの屋上にいた。
そこは、無数のビルが吊り橋で繋がれた異様な世界。
仮面をつけた殺人鬼に追われながら、遊理は生き残りをかけて戦う。
【YOSHIKI’s Point】
日本のデスゲーム系漫画原作のアニメ。
グロテスクな描写も多いけど、ただ怖いだけじゃなく、極限状態での人間の心理描写が面白いんだよね。
海外のサバイバルものと比べて、キャラクターの内面的な葛藤や成長が丁寧に描かれているのが日本的かな。
絶望的な世界観の中で、希望を見つけようとする主人公の姿を応援したくなる。
⑦Yasuke -ヤスケ-
タイトル | Yasuke -ヤスケ- |
製作国 | 日本, アメリカ |
配信年 | 2021 |
シーズン | 全1シーズン |
【あらすじ】
織田信長に仕えたとされる、アフリカ出身の伝説の侍・弥助(ヤスケ)。
信長の死後、浪人として隠居していた彼が、不思議な力を持つ少女を守るため、再び刀を取る。
【YOSHIKI’s Point】
これは、日本と海外のクリエイターが合作した、まさにNetflixらしいハイブリッドな作品。
日本の戦国時代を舞台にしながら、メカや魔法が出てくるファンタジー要素が強い。
フライング・ロータスが手掛ける音楽も最高にクール。
歴史をベースに、ここまで大胆なフィクションを作り上げる自由な発想は、海外オリジナルの面白さに通じるものがあるね。
⑧ARCANE/アーケイン
タイトル | ARCANE/アーケイン (Arcane) |
製作国 | アメリカ, フランス |
配信年 | 2021 |
シーズン | 全1シーズン(シーズン2制作中) |
【あらすじ】
豊かな上層都市と、汚染された下層都市に分断された世界。
そこで生きる孤児の姉妹ヴァイとパウダーは、ある事件をきっかけに敵対する運命を辿ることになる。
【YOSHIKI’s Point】
アニメの歴史を変えた、と言ってもいいほどの衝撃作。
まず、絵画がそのまま動き出したかのような、独創的で美しすぎるアートスタイルに度肝を抜かれる。
日本のアニメが持つストーリーテリングの深さと、欧米のカートゥーンが持つダイナミックな動きが、完璧に融合してるんだよね。
これはもう、アニメというより「動くアート」。
ゲーム原作を知らなくても、100%楽しめる人間ドラマの傑作だよ。
まとめ:日本のオリジナルも面白い!広がるNetflixの世界を楽しもう
どうだったかな?
僕が選びに選び抜いた、Netflixオリジナルの傑作32作品。
気になるものは見つかった?
こうして見ると、海外の壮大なスケールの作品も、日本の繊細な感性が光る作品も、それぞれに最高の魅力があるって分かるよね。
Netflixオリジナルが面白いのは、世界中の才能あるクリエイターたちに、国境を越えてチャンスを与えているからなんだと思う。
このリストが、君のまだ知らない、新しい世界への扉を開くきっかけになってくれたら、それ以上に嬉しいことはないです。