🔵映画『バレリーナ』基本情報

YOSHIKI

まずはサクッと基本情報から。
監督が『アンダーワールド』のレン・ワイズマン監督って、もうダークでスタイリッシュなアクションは約束されたようなものですよね！

🔵【ネタバレなし】視聴前に知っておきたい！本作がヤバい３つの理由！

① 物語の鍵を握る「時系列」―ジョン・ウィックが最も追い詰められていた時代―

本作を理解する上で最も重要なのが、その「時系列」です。

『バレリーナ』の物語は、『ジョン・ウィック：パラベラム』と『ジョン・ウィック：コンセクエンス』の間に位置しています。
これが何を意味するのか。
そう、主席連合から完全に追放され「excommunicado（破門者）」となった、ジョンがキャリア史上最も絶望的な状況にいた頃の話なんです。
本作に登場するジョン・ウィックは、無敵の伝説「ババヤガ」としてではなく、満身創痍の逃亡者として描かれる可能性が高い。
彼が主人公イヴの前に現れる時、その動機は純粋な善意からか、あるいは自身の生存を賭けた取引のためか。
この緊張感が、物語に予測不能な深みを与えています。

② 新伝説の誕生―アナ・デ・アルマスが体現する「バレリーナ・アサシン」―

本作は単なる『ジョン・ウィック』の女性版スピンオフではありません。

アナ・デ・アルマスさんが演じる主人公イヴは、シリーズに新たな戦闘哲学をもたらす存在です。
彼女が育った組織「ルスカ・ロマ」は、バレエの芸術性と暗殺術という、相反する二つの技術を叩き込む特異な場所。
圧倒的なパワーで敵を制圧するジョン・ウィックの「ガン・フー」とは違い、イヴのアクションは、バレエのしなやかな動きを活かし、敵の力を利用するような、より技巧的で洗練されたものになるでしょう。
美しさと精密さで敵を無力化する「バレリーナ・アサシン」の誕生は、本作最大の見どころの一つです。

③ 深まる裏社会の謎―レン・ワイズマン監督が描くゴシックな世界観―

本作の監督に、『アンダーワールド』シリーズで知られるレン・ワイズマンさんが起用されたことには、明確な意図が感じられます。

彼が得意とする、ゴシックホラーを彷彿とさせるダークで湿り気のある映像美が、本作の世界観と完璧に合致しているんです。
『バレリーナ』が深く掘り下げるのは、ロシア系犯罪組織「ルスカ・ロマ」といった、裏社会の中でも特に古く、儀式的な側面を持つ組織。
ネオンが煌めく現代的な殺し屋の世界を描いてきた本家シリーズとは対照的に、本作ではより歴史的で、神話的な領域にまで踏み込むことになります。

🔵映画『バレリーナ』キャストとあらすじ