【ネタバレ】『近畿地方のある場所について』最後の犯人は主人公だった…衝撃の結末と、呪いのループを徹底考察!
2025年の夏、日本のホラー映画界に衝撃を与える一作が劇場公開されました。
その名も、映画『近畿地方のある場所について』
Web小説投稿サイト「カクヨム」で発表されるやいなや、「これは本当にフィクションなのか?」「この場所は実在するのでは?」とSNSで瞬く間に拡散され、累計2,300万PVを記録。
その後書籍化され、「このホラーがすごい! 2024年版」で堂々の第1位に輝いた、まさに伝説級のホラー小説が、満を持してスクリーンに登場しました。

こんにちは!
Jホラーに目がない僕、YOSHIKIが、この最新作のヤバさを、【ネタバレなし】と【ネタバレあり】に分けて、徹底的に語り尽くします!
さあ、この得体の知れない恐怖の正体を、一緒に探りに行こうじゃないか。
- 🔴映画『近畿地方のある場所について』基本情報
- 🔴【ネタバレなし】視聴前に知っておきたい!このホラーがヤバい3つの理由!
- 🔴映画『近畿地方のある場所について』キャストとあらすじ
- 🔴映画『近畿地方のある場所について』【ネタバレなし感想】速攻レビュー&評価!
- 🔴映画『近畿地方のある場所について』【ネタバレ全開】物語の結末あらすじを解説!
- 🔴映画『近畿地方のある場所について』【深掘り考察】この恐怖は「愛」か「狂気」か?(ネタバレあり)
- 🔴【Q&A】映画「近畿地方のある場所について」に関する、よくある質問
- 🔴映画『近畿地方のある場所について』【まとめ】観る人を選ぶ、でも忘れられない一本!
- 🔴同時期公開ネタバレ記事:映画【ジュラシック・ワールド/新たなる支配者】
🔴映画『近畿地方のある場所について』基本情報

まずはサクッと基本情報から。
これだけ押さえておけばOK!
監督が『ノロイ』の白石晃士監督で、主題歌が椎名林檎さんって…!
もうこの時点で、ただのホラー映画じゃないことが確定したよね。
🔴【ネタバレなし】視聴前に知っておきたい!このホラーがヤバい3つの理由!

監督やキャスト、そして不穏すぎる予告編。
公開前の情報だけでも、僕が「これはヤバい!」と確信するに至った3つのポイントを紹介させてくれ!
1. 社会現象化した「本当にあったかもしれない」恐怖の原作
この物語の原点は、Web小説サイトで「これは実話ではないか?」と読者たちの間で熱を帯びた議論を巻き起こしたことにあります。
単なるフィクションとして消費されるのではなく、現実と地続きかもしれないと思わせるリアリティこそが、原作の最大の魅力。
その「本当にあったかもしれない」という根源的な恐怖が、映画全体の基盤となっているんです。
2. 原作者と監督の「運命的」なタッグ
この映画化、まさに運命的と言える。
原作者の背筋さんは、監督の代表作『ノロイ』に影響を受けて本作を執筆したと公言しています。
一方、白石晃士監督も原作を読み「映画化するなら自分しかいない」と感じていたそうです。
相思相愛の二人が生み出す、原作の本質を深く理解した最高の映像化。
監督が得意とするフェイクドキュメンタリーと劇映画の融合が、本作で新たな境地へと達しているはずです。
3. 一流のキャストと音楽が織りなす「超一級」のエンターテインメント
本作を単なるホラー映画に終わらせていないのが、豪華なキャストとスタッフ陣。
主演の菅野美穂さんと赤楚衛二さんは、制作陣が「第一希望」として熱望したキャスティング。
そして、物語を締めくくる主題歌は、唯一無二の存在感を放つアーティスト、椎名林檎さんによる書き下ろし楽曲「白日のもと」。
日本を代表する才能が集結したことで、Jホラーの枠を超えた一級のエンターテインメント作品へと昇華されているんです。
🔴映画『近畿地方のある場所について』キャストとあらすじ
オカルト雑誌を主戦場とする、経験豊富なフリーライター。
物語の謎を力強く牽引していく。
オカルト雑誌の若手編集者。
同僚の失踪をきっかけに、恐怖の渦中へと巻き込まれていく。
観客と同じ視点に立つ存在。
映画『近畿地方のある場所について』【ネタバレなし あらすじ】
「行方不明の友人を探しています」――。
物語は、オカルト雑誌の編集者・小沢悠生が、忽然と姿を消した同僚の行方を追うところから始まる。
彼はフリーライターの瀬野千紘に協力を仰ぎ、同僚が残した膨大な資料の調査を開始。そこに記録されていたのは、一見すると何の関連もない、不気味な事件や怪現象の数々だった。
ある村で起きた幼女失踪事件、林間学校での集団ヒステリー、呪いの動画を配信した若者の失踪…。しかし、点と点に思われたそれらの出来事は、調査を進めるうちに恐ろしい一本の線で結ばれていく。
全ての謎が、ただ一つの場所――“近畿地方のある場所”――を示していたのだ。同僚はなぜその場所を調べていたのか?
そして、彼はどこへ消えたのか?
真実を求めてその“場所”へと向かう二人を待ち受ける、衝撃の結末とは…。
🔴映画『近畿地方のある場所について』【ネタバレなし感想】速攻レビュー&評価!
🔴映画『近畿地方のある場所について』【ネタバレ全開】物語の結末あらすじを解説!
黒幕の正体と、その狂気的な行動
物語の終盤、フリーライターの瀬野千紘(菅野美穂)が、一連の事件の真の黒幕であることが明らかになります。
彼女の目的は、過去に事故で亡くした息子・たくみを蘇らせることであり、そのための儀式の「生贄」として、協力者であった小沢悠生(赤楚衛二)を利用していました。
二人が“近畿地方のある場所”の祠へ向かう途中のトンネルで、女性と子供の霊に襲われますが、千紘は「邪魔するな!」と叫びながら、車で霊をはね飛ばします。
祠に目的の「黒い岩」がないと知ると、彼女は罰当たりにも祠を破壊。
常軌を逸した行動で、自らの目的へと突き進んでいきました。
生贄の儀式と「やしろさま」の降臨
千紘と小沢は、祠の奥にある山池へとたどり着きます。
そこで千紘の前に「黒い岩」が出現。
小沢は、全てが千紘に仕組まれていたこと、そして自分が息子を蘇らせるための生贄であったことに、ようやく気づきます。
池から現れたのは、無数の手を持つ白い怪物「やしろさま」。
その怪物から無数の目が飛び出し、小沢を襲います。
彼は黒い岩の中へと吸い込まれ、絶叫と共に消滅しました。
ラストシーン:新たなる呪いの拡散
小沢の犠牲によって、千紘の願いは叶えられ、彼女は赤ん坊を抱いていました。
しかし、その赤ん坊は、体から無数の触手が生えた怪物へと変貌していました。
そして、映画は冒頭のシーンへと繋がります。
千紘がSNSで「行方不明の友人を探しています」と呼びかける、あのシーン。
我々が探していると思っていた佐山編集長ではなく、彼女が探していた友人とは、たった今、彼女自身が殺害した「小沢悠生」だったのです。
蘇った息子を維持するための新たな生贄を探し始めた彼女の姿を描いて、物語は最悪のバッドエンドで幕を閉じます。
🔴映画『近畿地方のある場所について』【深掘り考察】この恐怖は「愛」か「狂気」か?(ネタバレあり)
深掘り考察①:原作からの大胆なアレンジ!
僕も原作小説を読みましたが、映画版は物語の構成を大胆にアレンジしていましたね。
原作の面白さが、たくさんの事件や情報が複雑に絡み合う「ミステリー」にあるのに対し、映画版は、その恐怖の源を**主人公・千紘の「狂気的な母の愛」という、一つの感情にギュッと絞り込んでいました。
これは、2時間という映画の中で、恐怖を最大限に味わってもらうための、すごくクレバーな判断だったんじゃないかなと思う。
だからこそ、原作ファンも、映画で初めてこの物語に触れた人も、同じように震え上がることができたんだと思います。
深掘り考察②:白石監督らしい、賛否両論のラストシーン
この映画の評価が真っ二つに割れている一番の原因、それは間違いなく、あのラスト30分の急激な展開ですよね。
前半の、じわじわくるリアルなホラーが、突如としてCG全開の怪獣映画みたいな雰囲気に変わる。
「前半は最高だったのに、後半でぶち壊しだ」と感じた人もいるかもしれません。
でも、僕は断言します。
これは失敗なんかじゃない。
白石晃士監督の「わざと」の演出なはず。
最後の最後で、あえて「ありえない」フィクションを見せることで、物語をファンタジーの世界に着地させる。
これは、観客を恐怖のどん底に突き落とした後、「大丈夫、これは全部ウソだから。安心して現実にお帰り」と手を差し伸べる、監督なりの優しさなんじゃないかな、と感じました。
深掘り考察③:「母の愛」が、一番怖い
白石監督は「この映画のテーマは愛です」と語っていたそうですが、まさにその通りでした。
この映画が描くのは、単なる幽霊や怪物の怖さじゃない。
「母性愛」という、本来ならば最も美しいはずの感情が、いかにしておぞましく、破壊的な恐怖になり得るか、という物語だったんです。
主人公・千紘の行動は、全て「息子に会いたい」という純粋な愛から始まっています。
しかし、その愛はあまりにも強すぎて、周りの人間を犠牲にすることを何とも思わなくなってしまう。
僕らが観ていたのは、「純粋な愛」から生まれる、最もタチの悪い悪の姿だったのかもしれませんね。
深掘り考察④:あなたも呪いの「共犯者」かもしれない
最後に、この映画が仕掛けた、最も現代的で、最も悪質な「罠」について。
それは、観客である僕ら自身を、呪いの連鎖に巻き込む仕掛けです。
千紘は、新たな呪いのビデオを撮影し、SNSにアップロードしました。
呪いはもはや、古びたビデオテープの中じゃない。
インターネットという、無限に広がる世界へと解き放たれてしまったんです。
この映画の恐怖は、スクリーンの中だけでは終わりません。
僕たちがこの映画について「語る」ことで、呪いはさらに増殖し、拡散していく。
この記事を読み、物語の秘密を深く理解してしまったあなたも、もう、ただの傍観者ではいられないのかもしれませんね…(笑)。
🔴【Q&A】映画「近畿地方のある場所について」に関する、よくある質問
Q1:原作はどこで読める?「カクヨム」って何?
A: この物語の原作は、Web小説投稿サイト「カクヨム」で、作者の背筋さんによって発表されました。
現在も「カクヨム」上で読むことができますし、KADOKAWAから書籍版も発売されています。
映画を観て、原作の持つ「情報の迷宮」に触れたくなった方は、ぜひチェックしてみてください。
Q2:結局、ラスト結末はどうなったの?
A: 主人公だと思われていたフリーライターの千紘が真の黒幕でした。
彼女は、亡くなった息子を蘇らせるため、協力者であった小沢を生贄として「やしろさま」という怪物に捧げ、その目的を果たします。
しかし、蘇った息子もまた怪物と化しており、彼女は新たな生贄を探すために、SNSで「行方不明の友人・小沢悠生を探しています」と呼びかけるところで、物語は幕を閉じます。
Q3:この話のモデルになった場所や事件は実在するの?
A: 結論から言うと、モデルになった特定の場所や事件は、公式には一切明かされていません。
この物語は、作者である背筋さんが創り出した完全なフィクションです。
しかし、原作が持つ圧倒的なリアリティから、ネット上では「あの村がモデルではないか?」「この事件に似ている」といった、ファンによる様々な考察が飛び交っています。
その「本当にあったかもしれない」と思わせる雰囲気こそが、本作最大の魅力なんですよね。
Q.4:この映画、正直怖くないって本当?
A: これは、観る人によって評価が真っ二つに分かれるポイントですね(笑)。
前半の、じわじわと謎が繋がっていくミステリーパートは、Jホラー好きも唸るほど、本当に怖いです。
しかし、クライマックスではCG全開のクリーチャーパニックのような展開になるため、そこで「怖くなくなった」「少しチープに感じた」という感想を持つ人もいるようです。
逆に、そのB級ホラー感が「最高!」というファンも多く、賛否両論を巻き起こしています。
🔴映画『近畿地方のある場所について』【まとめ】観る人を選ぶ、でも忘れられない一本!
さて、長々と語ってきましたが、最後にまとめさせてください。
映画『近畿地方のある場所について』は、間違いなく、傑作であり、同時に最大級の「問題作」でした。
前半の、じわじわくる本物の恐怖。
そして、後半の、賛否両論を巻き起こす衝撃の展開。
観る人によって、好きか嫌いかが、はっきりと分かれる映画だと思います。
でも、だからこそ、観終わった後に誰かと「あのラスト、どう思う!?」って、絶対に語り合いたくなる。
簡単な答えを与えてくれず、僕らの心にいつまでも引っかかり続ける。
その「問題」だらけの構造こそが、この映画を忘れられない一本にしているんだと感じました。
どうだったかな?
この映画の深淵を、少しは覗き込んでもらえたでしょうか。
もしあなたが、ただ怖いだけじゃない、記憶に残る特別なホラー体験を求めているなら、ぜひ劇場で、この衝撃を目撃してみてください。